みちする

グルメ:
食べ比べて楽しい!
村茶の味いろいろ

2023.11.30

〈みなみやましろ村〉はフードメニューもお茶が主役。そばやソフトクリームにも地元のお茶がふんだんに盛り込まれている。

〈村風土食堂つちのうぶ〉メニュー①村抹茶そば

村抹茶そば(冷)定食 900円。

深緑がなんとも美しい、道の駅の名物そば。抹茶を生地に練りこんで打ったそばをすすると抹茶の苦みがほんのり香る。味と色合いの両方で抹茶の魅力を確認できる一皿。定食にはほうじ茶で米を炊いた「茶めし」付き。

〈村風土食堂つちのうぶ〉メニュー②にしん茶そば

にしん茶そば(単品) 1,200円。

温かい「村茶」そばににしんを乗せた、京都らしいメニューが「にしん茶そば」。にしんそばの起源は19世紀末、祇園で茶屋を営んでいたお店〈松葉〉だという説もある。南座まで遊びにくるお客にタンパク質が豊富なにしんをおいしく食べてもらおうと、〈松葉〉が考案したとされるにしんそば。抹茶の渋みとにしんの甘みがマッチして、やみつきに。花街の名物と南山城村のお茶、京都の食文化が道の駅でひとつになった。

「茶そば」は「村茶」シリーズとしておみやげにもなっている。

〈村風土食堂つちのうぶ〉メニュー③村カレー

村カレー 900円。

〈つちのうぶ〉ランチで人気のオリジナルカレー。ワインやトマトを隠し味にして辛さの中にも酸味があり、食欲をそそる。ルーと組み合わされているのはもちろん、南山城村のほうじ茶で炊かれた茶めし。トッピングのフライドオニオンや豆苗の食感もアクセントになっている。

〈村茶屋〉スイーツ:村抹茶ソフトクリーム

村抹茶ソフトクリーム 410円。

2017年の開駅直後から、たくさんのファンを生み出してきた看板スイーツ。どの季節でも、〈村茶屋〉にはソフトクリームを求める人々の行列ができるそう。そのおいしさの秘訣は、春摘み抹茶へのこだわり。新茶の時期に摘まれた茶葉は、冬に蓄えたテアニンやアミノ酸などのうまみ成分がたっぷり。抹茶の苦みと甘みを同時に堪能できる。

「抹茶ソフトクリーム」のおいしさは口コミで広がり、〈みなみやましろ村〉のブレイクのきっかけにもなった。

「村茶」が気になる人は、まずは〈みなみやましろ〉でランチやスイーツを頼んでみよう。その味を確かめたなら、南山城村を観光したり、おみやげのお茶を選んだりする楽しみも大きくなるはずだ。

ページトップへ