みちする

グルメ:
丹後の美味が集結!
王国グルメクエスト

2023.05.30

丹後半島には弥生〜古墳時代に丹後王国という国があったといわれ、現在も海をのぞむ巨大な古墳が点在。その名を引き継いだ〈丹後王国「食のみやこ」〉の〈間人広場〉には、古代から栄えたこの豊穣の大地の食材を使ったレストランや工房が集まっている。

では、1軒目のレストランに突撃。
卵かけごはん専門店の〈KUIYA918〉では、カウンターにはオーナーが足を運んで選びぬいた北近畿の卵5種がずらり。専用の醤油3種がチョイスできる。なんとこちらの「卵かけごはん定食(750円)」は、味噌汁や漬物含めて、すべて食べ放題!へしこや地卵の出汁巻などがセットになった「海の京都定食(1390円〜)」は丹後地域の名物がいろいろ味わえてとってもおトク!

極上食感のふわふわプルプル卵かけごはんを自分で作るキットあり。
オーナーが手掛けた卵かけご飯定食専用の醤油「たまかけひしお(300円)」。
営業日:金〜月曜・祝日。営業時間:早朝7時〜16時まで。

お次は、レストラン「山と海 with 日本海牧場」へ。こちらでは短角牛の赤身の旨さと黒毛和牛の甘いサシをバランス良く備えた、京都育ちのブランド牛「京たんくろ和牛」を提供。「とろとろ牛すじカレー(1,089円)」や「京丹後牛ハンバーグ(1,650円)」など、極上の牛肉がとってもリーズナブルな価格。ぜひこの和牛のうまさを体験してほしいというオーナーの思いがうかがえる。

火曜定休。営業時間:平日 11〜17時 予約のみ21時まで/土・日曜・祝日昼/11〜15時 夜17〜21時。
赤身のうま味、サシの甘みがギュッとあふれる、京丹後牛の「ローストビーフ丼(1,430円)」。
ブランド和牛のグルメがここまでお財布フレンドリーな価格とは!

そのお隣のバーベキュー&レストラン〈トン’sキッチン〉は、地域のブランド豚「京丹波高原豚」を提供。お店に入るとそこはまるで精肉店。丹波高原の〈日吉ファーム〉から独立したオーナーが仕入れた、艶々霜降りの豚肉を使った「トン’sセット(1,850円)」は、野菜もついて1人前から楽しめるほか、カツ丼やカツカレーなどガッツリ系メニューも豊富。

火曜定休。営業時間:平日 11〜17時 予約のみ21時まで/土・日曜・祝日昼/11〜15時 夜17〜21時。
丹波高原で育った「京丹波高原豚」は用途に応じスライスして販売も。
甘い脂身が口でとろけて広がる人気メニュー「こぼれ炙り豚丼大盛り(1,600円)」。

〈丹後王国〉が誇るクラフト・グルメを提供しているのが〈七姫殿〉。石窯で焼いた本格的なピザ(1,500円)には丹後地域で栽培された野菜を使用。丹後王国ブルワリーの自家製ソーセージ(660円〜)も石窯でパリッと焼いて提供される。店内にはクラフトビールの工房も併設。メイド・イン道の駅の美味をご賞味あれ。

現在改装中で、今秋リニューアルオープン予定。

王国には、おやつの時間にぴったりのテイクアウトのお店が2軒。
〈campanio(カンパニオ)〉は、京丹後の食材を使用したパンが美味なブーランジェリー。なかでもフランス人パン職人に指南を受けたクロワッサンは、サクサク食感と濃厚なバターの香りが絶品。ティータイムのおやつやお土産にもぴったり。

営業日は金曜〜月曜。11:00~商品がなくなり次第閉店。

テイクアウト2軒目の〈乙姫玉手箱〉では、丹後地域や園内で栽培される季節の果物や作物を使ったデザートが楽しめる。なかでも旬のフルーツをモリモリと盛ったクレープは上品かつ贅沢なパフェの味わい。おしゃれなピクニックにぴったりの知る人ぞ知る、映えスイーツ。

モチっとしたクレープに包まれた「いちごホイップ(500円)」。いまの旬はいちご。

王国内の飲食店は、「食のみやこ」という名の通り、実においしいものばかり。いずれも使っている素材の贅沢さにくらべリーズナブルな価格帯となっており、丹後産の食材の本物の味をどうしたら多くの人たちにしっかりと伝えられるのかが、とことん考えられている。

そんな丹後の食のプロフェッショナルたちと、この王国の親しみやすい自然を守る人たちに、王国で働く楽しさをうかがってみた。

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