駅の楽しみ方:
ゲームの勇者気分で
食と体験の大冒険
2023.05.30
与謝天橋立ICから峰山駅を過ぎると、地図アプリには「王国の道」の文字。そこを進むと、西日本最大級の道の駅〈丹後王国「食のみやこ」〉。巨大な2つの塔を備えた王国のゲートはRPGゲームに登場しそうな威容。ゲートをくぐるとそこから見える遠くの山々まで、見える風景のすべてが丹後王国の“領土”という圧倒的なスケール感。
園内は子どもが遊べる設備が充実。斜面をソリで滑り降りる〈芝生すべり〉や〈木製アスレチック広場〉など、自然の地形を生かした遊び場がいっぱい。
圧巻は〈森の散策路〉。園をぐるりと囲む山々も“王国の領土”のため、ヤマボウシやヤマツツジなど季節の植物を眺めながら、最長30分のトレッキングが楽しめるのだ。
昨年には西日本最大級、約2,300㎡もの広さの〈ドッグラン(500円/1頭)〉をオープン。小型犬専用エリアとフリーエリアに分かれているので、駆けるのが大好きな大型犬たちものびのびと遊ぶことができる。
メインストリートの脇には、入場無料の〈小さな動物園〉。ヒツジやヤギ、リクガメ、ウサギなどが来園者をお出迎え。入り口で王国内栽培の野菜を販売しているので、餌やりで動物たちと触れ合ってみよう。
動物園前の石畳の小道を行くと〈間人広場(はしうどひろば)〉。広場中央には鐘のアーチがついた泉があり、家々が並ぶ風景はもう完全にPPGの世界。ゲームならここで様々なアイテムを手に入れるところだが、広場を囲むのは地元丹後の本物の食材を使ったレストランや食品の工房。こちらは“グルメ”で後ほどご紹介。
王国を冒険して遊び疲れたら、木々に囲まれた〈ホテル丹後王国〉へ。客室はバルコニーもゆったり広々。宿泊客専用だが大浴場を備えているので、こちらで汗を流してくつろぎのひとときを。ホテルの背後は〈森の散策路〉や〈丹後王国フルーツガーデン〉なので、夜になると心地良い静けさと森の香りに包まれる。
王国はとにかく広大。すべて歩き回ればどんな勇者でもお腹が減ってくる。というわけで、さきほどご紹介した〈間人広場〉のレストランで丹後の本物グルメを味わいにGO!