みちする

グルメ:
焼きで?刺し身で?
市場すべてが大食堂

2023.06.01

買い物をしていて「いまここで食べたい」と夢見たことがある人たちへ。
この市場はそんな夢を魚介グルメで叶えてくれる食いしん坊のパラダイス。
春はメバルに真鯛、夏は岩ガキ、とり貝。秋は丹後ぐじに京サワラ。
冬は名物ズワイガニにブリ、アンコウ。春夏秋冬美味しいものが目白押し。
白ごはんを片手に、さあ、おかずを狩りに行こう。

まず〈海鮮市場〉の楽しみ方として、どうしても知っておいてほしいことがある。
それは館内の飲食店「海鮮丼ととや」の「ごはんセット 並(330円)・小(280円)」、そして「とれとれ寿司」の「寿司めし(300円)」の存在。この2つの飲食店では、通常メニューのほかに鮮魚店や土産店で買った商品でMY丼やMYちらし寿司ができる、ごはんセットも販売しているのだ。主食の情報を押さえたら、いよいよおかずのハンティングに出発。

〈海鮮丼ととや〉の「ごはんセット 並(330円)」
〈とれとれ寿司〉の「寿司めし(300円)」
市場で買ったものを休憩所のテーブルで味わうのがとれとれセンター流。

軒を連ねる鮮魚店すべての商品が、買ってその場で食べられる。〈岡田鮮魚店〉の店先には鮮魚のほか香ばしく焼いた一本焼きの焼き鯖や海鮮の串焼きが芳香を放ち、〈魚たつ〉の色鮮やかな刺し身の盛り合わせが手招きをする。各店の海鮮の串焼きの醤油の香ばしさが漂って、もうどれを選べばいいのかわからない。全部食べたいが、胃袋はひとつ。

〈岡田鮮魚店〉の海鮮の串焼きたちのかぐわしい香り。串焼き定食にしようか。
〈魚たつ〉のゴージャスな刺身の盛り合わせで海鮮丼を作るのも魅力的。
鮮魚を買って刺し身か焼きか、バーベキュー?土産にしてもいい。
海鮮を買って別棟の「海鮮ハウス」でバーベキューもできる。

あれも食べたい、これも食べたいと迷っていると、声をかけてくださったのが、吉本水産の吉本社長。
吉本さん、舞鶴で食べておいたほうがいい海産物はどれなんでしょうか。
「せっかく舞鶴に来たらツチエビ。地元じゃアマエビよりうまいってエビだけど、あんまり取れなくて痛みやすいから地元だけで食べてるんだよね」。
値札には なるほど“幻のエビ”の文字。注文するとトレイにわさびと醤油、千六本が添えられたツチエビが登場。一口食べると・・・甘い!とろける!なのにプリプリ。頭についた卵もエビのミソのような濃厚なうま味。地元グルメすごい。
そして取材日は舞鶴港のカキの初出荷の日だったこともあり、大きな岩ガキをひとつ注文。こちらはポン酢とレモンでいただきます。磯の香り、深い滋味、うま味が口いっぱいに広がる圧倒的な食べごたえ。

お次は、殻付き生ホタテを購入。今度は焼きでお願いしてみる。醤油の香りをまとったアツアツのホタテは磯の香りと出汁が広がり、シコッとした食感が食欲をブースト。
とれたて、できたてが味わえるって、素晴らしい。

〈吉本水産〉の社長がおすすめのツチエビ(ひと盛1,000円)」。
新鮮な岩ガキは生のままで。溢れんばかりのうま味が広がる(800円)。
その場で料理してもらえるアツアツの焼きホタテ(600円)。

海鮮でお腹が満ちたところで、一旦デザート。〈海鮮市場〉のエントランス前の〈Ciel.s.coffee〉では、大阪のコーヒー専門店で修行した社長 吉本さんがコク深いエスプレッソを淹れてくれる。「アフォガード(600円)」や15穀のパンを使った「ラスク(250円)」などスイーツも提供。店前のテラスでほっこり&ビターな休憩タイムが楽しめる。

さあ、胃袋に隙間ができたら〈海鮮市場〉内の飲食専門店へUターン。

〈とれとれ寿司〉は、館内の〈吉本水産〉が提供する寿司専門店。「上にぎり8貫(1,200円)」、「特選ちらし(1600円)」は、いろいろな旬の地魚が味わえるコスパ最高の人気メニュー。昼時は満席になりやすいため、テイクアウトして屋外のテラスで楽しむのもいい。

店内カウンターで握りたてはもちろん、テイクアウトもOKの〈とれとれ寿司〉。
〈吉本水産〉のサバの一本焼きを使った名物「焼鯖巻き(500円)」が美味。

館内のもうひとつの飲食店〈海鮮丼ととや〉では、ボリューム満点の海鮮丼を提供。きつねうどんや山菜そばも提供しており、忙しいプロのドライバーたちがさっと食事ができるパワーチャージの場にもなっている。記事の最初に紹介した「ごはんセット」は店頭の券売機から購入できる。

ガツンとボリューム満点の「いくらサーモン丼(1,910円)」。

お腹がいっぱいになったら、舞鶴の特産品を探してお土産店にGO!

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