みちする

駅の楽しみ方:
淡路島名物大集合!
楽しさ渦巻く道の駅

2023.05.26

 瀬戸内海に浮かぶ淡路島の南西。海面に現れる迫力の「うずしお」で有名な地で、観光スポットになっているのが〈道の駅 福良〉だ。海のそばに建ったドーム型の本館を取り巻くように飲食店やおみやげショップはもちろん、クルーズなどのレジャーがひしめているこの一帯。美しい海景からグルメまで、今、世代を超えて大人気の淡路島のお楽しみがぎゅっと詰まった駅だ。

施設①うずしおショップMARINE

「福良」の中心ともいえる施設が〈うずしおショップMARINE〉。地酒や牛乳、海産物などの淡路島名物が勢揃いしたおみやげ売り場は、連日観光客で賑わっている。さらに2階には「レストランなないろ」が。新鮮な海の幸と窓から見えるオーシャンビューを存分に味わえる飲食店だ。

そのほか、館内にはさまざまなおみやげ店が並んでいてさながら小さな商店街のよう。ショッピングの合間にはドーム隣の足湯〈うずのゆ〉が癒してくれる。

〈レストランなないろ〉には団体客に向けた宴会スペースも用意(下の写真)。
手作りの乾物や佃煮のお店〈ふく〉は、驚きの「ちりめんソフト」で話題に。
わかめやくぎ煮のお店「島崎商店」は、「たまねぎソフト」を考案。底に近づくほど玉ねぎ風味は濃厚に。
足湯〈うずのゆ〉は観光客やドライバーのオアシス。

施設②うずしおクルーズ

ドーム内では、「うずしおクルーズ」のチケットも販売している。道の駅のそばから出航し大鳴門橋の下をくぐって、「世界最大」と称される淡路島のうずしおを見物しにいける。間近で眺めるうずしおは、なんとも壮観。大きな渦には「病気や争いごとを丸ごと飲み込んでくれる」との言い伝えもあり、淡路ならではパワースポットだ。

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「咸臨丸(かんりんまる)」と「日本丸」の2隻で、多い日には7回ものクルーズが運航される。
春と秋のうずしおは直径20メートルもの大きさになることも!

周辺施設 

ドームの周辺にある施設もまた、地元では「道の駅」として括られることが多いそう。その一角、〈福良マルシェ〉は野菜や魚、地元産の調味料が満載の食料品店。また、〈淡路島しふぉんの店 fortune〉には看板メニューの「淡路島プレーン」をはじめとする、焼きたてシフォンが毎朝並ぶ。潮風にあたりながら店から店へとお散歩してみるのもおすすめだ。

「淡路島産に特化して、地域の魅力を伝えています」と〈福良マルシェ〉守本店長。
〈fortune〉は行列ができるほどの人気店。
ドームの向かいにある〈淡路人形座〉。500年もの歴史を持つ「淡路人形浄瑠璃」を連日上演している。

〈道の駅 福良〉では、おみやげ、グルメ、伝統文化、すべてが一丸となって地元南あわじ市を盛り上げている。働く人たちの地元愛がうずしおのような吸引力で観光客を惹きつけていた。

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