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日本一の道の駅グルメが決定!「道-1グランプリ2023復活祭」レポート

2023.11.27 FOOD

2016年から2019年にかけて、毎年秋に開催されてきた「道-1グランプリ」。全国から道の駅グルメが集まってくる一大イベントだ。実際にメニューを注文して味わった一般のお客さんの投票によって、グランプリが決定する。そのコロナ禍で休止していた「道-1グランプリ」が今年、4年ぶりに帰ってきた。その名も「道1グランプリ2023年 復活祭」。待ちに待った、道の駅のグルメの祭典だ。

雨が続いた二日間だったが、大勢のお客さんで行列ができていた。
飲食チケットを買うとついてくる投票券を、一番気に入った道の駅に投票するシステム。

「道-1グランプリ2023復活祭」は11月11日(土)・12日(日)の二日間にわたり開催された。今大会に出場した道の駅は全部で14駅で、出品数は16種類。近畿地方はもちろん、中部や九州、関東など、さまざまなエリアから道の駅が丹後の地に駆け付けた。目指すはもちろん、最高の栄誉であるグランプリだ。

ステージから地元高校のバンドやジャズ・ミュージシャンが会場を盛りあげる。

近畿地方からは3駅が出場。いずれも、特産品を使ったグルメがお客さんを惹きつけていた。

道の駅 丹後王国「食のみやこ」

開催地である〈丹後王国「食のみやこ」〉はそれぞれ、牛肉と豚肉を使った2品で勝負をかけた。まずは駅内のレストラン〈山と海 with 日本海牧場〉考案の「牛肉100%メンチカツ飯」。京丹後牛をメンチカツにして、千切りキャベツと一緒に白ごはんに盛り付けた贅沢な一品。

牛肉100%メンチカツ飯

〈トン’S キッチン〉が出品したのは、「京丹波高原豚こぼれ炙り豚丼」。地元のブランド豚「京丹波高原豚」の大ぶりな肉が、お椀からはみだす豪快な丼もの。(農林水産大臣賞)3度受賞のジューシーな豚肉は、虜になるおいしさ。

京丹波高原豚こぼれ炙り豚丼

道の駅 うずしお

淡路島観光で定番のおみやげどころ〈道の駅 うずしお〉は、キッチンカーで注文できる「淡路島白いうずしおカレーうどんハーフ」を出品。ホワイトソースをかきまぜると、下に隠れたカレーとうどん、玉ねぎが現れる。イザナギ・イザナミが大地を天沼矛でかきまわし、淡路島をつくったという神話にインスパイアされて、出来上がったメニューとのこと。クリーミーな淡路島牛乳の味わいと、コシのある讃岐うどんの組み合わせも絶妙だ。

淡路島白いうずしおカレーうどんハーフ
うどんの上に乗った大きな玉ねぎは、鳴門海峡のうずしおをイメージしている。

道の駅 奥河内くろまろの郷

〈奥河内くろまろの郷〉は直売所や交流農園で、大阪府河内長野市の農産物をPRしている道の駅。前大会で「読売テレビ賞」を獲得した「和梨タルト」を出品。サクサクのタルトに自家製カスタードクリームが、秋に旬を迎える梨と見事にマッチングして爽やかな甘さをかもしだす。秋限定の貴重な道の駅スイーツであり、大会初日は完売するほどの人気になった。

和梨タルト

近畿地方以外からも独創的な道の駅メニューが集まり、丹後の地を賑わせた。

前大会のグランプリ〈道の駅土佐さめうら〉は「土佐あかうしの牛串炭火焼き」で連覇を狙って出場。
群馬県太田市〈道の駅おおた〉の「上州もつ煮ぼと」。郷土料理のひもかわうどんをもつ煮に織り交ぜた、体が温まる一杯。
〈道の駅 大月〉の「苺氷り(いちごおり)」は、地元・高知県大月町産の冷凍いちごを削ったふわふわの氷が特徴。

投票受付は12日の14時まで。かなりの接戦で集計作業が難航し、予定より10分遅れて15時10分から会場で結果発表が行われた。

緊張の瞬間。会場中の道の駅スタッフとお客さんがステージを見守った。

道-1 グランプリ2023 復活祭 結果発表

復活祭賞:京丹波高原豚こぼれ炙り豚丼(道の駅丹後王国「食のみやこ」/京都府京丹後市)

実行委員会賞:おこのん巻き(道の駅西条のん太の酒蔵/広島県東広島市)

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第3位:土佐あかうしの牛串炭火焼き(道の駅 土佐さめうら/高知県土佐群土佐町)

連覇ならず悔しがる表情は、真剣に戦った証。

準グランプリ:赤城牛のローストビーフ丼(道の駅まえばし赤城/群馬県前橋市)

グランプリ:笠間和栗0.5ミリ極細モンブラン(道の駅 かさま/茨城県笠間市)

0.5ミリの笠間和栗クリームを提供時にケーキの上にふりかけるインパクトが、お客さんの心をつかんだ。

〈道-1グランプリ実行委員会〉事務局長の一木幸之佑さん(株式会社ミチワン)に、盛況に終わった4年ぶりの大会を振り返っていただいた。
「コロナウイルスを経て4年ぶりだったため、単なるイベントとしての復活のみでなく、道の駅界全体が、新たなステージを迎えるための起爆剤となるようにとの思いから、再出発しました。道の駅関係者の皆さんからも、復活することを伝えると『おめでとうございます』や『ぜひ参加したいです』というお声をたくさんいただき、運営としても成し遂げないといけない気持ちでいっぱいでした」。
前回から長い月日が経ったうえ、当日はあいにくの天気。それでも、会場はたいへんな熱気で賑わった。
「大雨の中でも、約12,000人という多くの方に足を運んで頂きました。会場には県をまたいで来られるお客様も大勢いらして、中には、4時間駆けてきてくださる方もいらっしゃいました。『楽しかったよ。どれも美味しい商品ばかりだったね!来た甲斐があったよ』と道-1グランプリを楽しみにしてくださっている方々のお声をいただいた時は、準備期間の苦労が報われた気がして心から嬉しかったです」。

閉会の挨拶をする実行委員会副委員長の小池宏明(株式会社RSP道の駅)さん。

一木さんは「『道-1グランプリ』を高校野球における甲子園のように、全国の道の駅にとっての目標にしていきたい」と抱負を掲げた。来年はさらに規模を拡大し、より多くの道の駅が参加するようなイベントにする予定だという。

特産品を大切にする道の駅のグルメは、地元の食文化が色濃く反映される。それぞれの道の駅、地域の逸品が一堂に会し食べ比べできる「道-1グランプリ」は、全国の数あるグルメのイベントの中でも、お客さんが初めてのローカルグルメに出会える機会に満ちている。メニューを注文してから待つ間、スタッフさんから食べ方や地域の魅力を教えてもらえるのも楽しい。次回からはさらなる規模拡大を構想しているという「道-1グランプリ」に、2024年も注目だ。

「道-1グランプリ」の最後は参加した全駅で記念撮影。清々しい笑顔があふれた。

おまけ

会場になった〈丹後王国「食のみやこ」〉は、オリジナルの缶詰、クラフトビールが充実している道の駅。西日本最大級の敷地内で、現地調達した食品をキャンプ気分で味わいたい。宿泊施設もあるので、秋のアウトドアにぴったりのスポットだ。

オリジナルの缶詰やクラフトビールなどは、園内のおみやげどころ〈丹後匠庵〉で手に入る。

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