神戸市の駅と駅がコラボ!“ツナガルみちの駅”-淡河町⇄大沢町-
2024.02.27 STATIONS
1月21日(日)・28日(日)、兵庫県神戸市北区(通称:北神)にて2日間にわたり道の駅の交換出店「“ツナガルみちの駅”-淡河町⇄大沢町-(以下、ツナガル道の駅)」が開催された。これは2つの道の駅がお互いの駅に出向き、地元の工芸品やグルメをPRするイベントだ。初の試みとなる今回は、北神の2駅〈道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢(以下、神戸FFP)〉〈道の駅 淡河(以下、淡河)〉のコラボレーションだ。
1月21日(日)
この日は〈淡河〉に〈神戸FFP〉が出店。〈神戸FFP〉で好評の、和菓子サークルやキッチンカー、ベーグルショップなどが並んだ。また、〈神戸FFP〉の農産物直売所〈FARM CIRCU(ファームサーカス)〉も、神戸産いちごを使ったオリジナル食品を販売した。地元野菜・果物の魅力を大沢町で発信している、〈神戸FFP〉らしいラインナップだ。
〈FARM CIRCUS〉のオリジナル商品
〈鼓鼓路(こころ)スイーツ〉のぜんざい
〈AOZORAto〉のバインミー
〈BAGEL MONDAY(ベーグルマンデー)〉のベーグル
〈神戸FFP〉への出店で注目を集めるベーグルショップが〈BAGEL MONDAY〉。国産小麦と六甲布引の水のみを使い、生地をこねるのがこだわり。そうやって焼きあげるベーグルは、外はカリカリ、中はもちもちの絶妙な食感になる。
1月28日(日)
先週とは逆で、今度は〈淡河〉が〈神戸FFP〉に出店し、盆栽や工芸品、和菓子などがずらり。また、淡河町の農家で育てられたチューリップも〈神戸FFP〉内の通りを美しくいろどった。
〈道の駅 淡河〉のチューリップ
神戸市北区淡河町では、昔から花卉(かき)栽培が盛ん。その中でもチューリップは「淡河の花」と呼ばれるほど愛されている。4名(2024年2月時点)の農家さんからなる〈JA兵庫六甲 淡河チューリップ部会〉では日々、チューリップの栽培方法について情報交換をし、美しい花づくりに取り組んでいる。その甲斐あって、部会のチューリップは発色の良さと寿命の長さが評判になった。今では年間100品種、25万本以上が〈淡河〉をはじめとする売り場に出荷されている。
〈bonsai盆吉〉の盆栽
〈淡河バンブープロジェクト〉の竹細工
〈Mercy.mercy.mercy(メルシー メルシー メルシー)〉のシフォンケーキとチャイ
〈満月堂〉のみたらし団子
第一回「ツナガル道の駅」は大盛況のうちに幕を閉じた。発案者である、〈神戸FFP〉の江崎蒼馬(そうま)さんのコメント。
「いろいろな道の駅にある農産物や工芸品の良さを広めて、地元の人たちの助けになりたいと、『ツナガル道の駅』の企画を思いつきました。同じ北神エリアの〈淡河〉さんとは普段から交流があり、快くコラボの申し出を受け入れていただきました。今後も〈淡河〉さんと協力しながら、第2回、第3回と続けていくつもりです。北神は山に囲まれているので、海の近くなど、個性の違う道の駅をどんどんお迎えしたいですね」
そんな江崎さんが働く〈FARM CIRCUS〉のモットーは“Fun to eat local(地産地消を遊ぶ)”。「ツナガル道の駅」で、駅と駅がつながり「地産地消」の輪が拡がっていく。志を同じくする駅と駅との化学反応を存分に楽しむことのできるイベントだった。
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