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道の駅で大収穫!
太平洋と太陽の宝物

2023.09.15

すさみ町を縁取るように伸びる、約23キロメートルにも及ぶリアス式海岸。岬と入江が入り組んだ場所は波が低くなるため、漁港に適している。また、枯木灘は暖かい黒潮の通り道。漁業の好条件に恵まれたすさみ町は、100年以上も続く「ケンケン漁」の本場だ。
春に獲れるかつおの身は極上のおいしさ。また、まぐろや伊勢海老などの贅沢な地元食材も、荒磯で育ち身が引き締まって美味。
一方、すさみ町は近畿地方の最南端に近く、暖かい気候でみかんやレタスの産地でもある。これら和歌山の海と太陽が生んだ宝物のような食材に、まとめて出合える道の駅が〈すさみ〉だ。

〈すさみ〉のいいもの①海産物

春先のすさみの沖には、激しい流れの黒潮に乗ってかつおが北上してくる。地元漁師たちは長い年月の中で、小型漁船で魚群をトローリングし疑似餌で釣りあげる漁法を編み出した。これが「ケンケン漁」だ。
ケンケン漁の後、すさみ近郊の漁港で水揚げされる大量のかつおは「すさみケンケン鰹」と呼ばれる。天然の「すさみケンケン鰹」の身は脂がのって独特のもちもち感。多くの人が南紀のうまいものの筆頭格にその名を挙げる。
〈枯木灘魚商会〉でも、大きなかつおが魚棚の上に横たわり、うろこをキラキラ光らせている様子は春の風物詩。毎年、ピチピチの「すさみケンケン鰹」をなんとしても味わいたい観光客や美食家たちが、〈すさみ〉を訪れるそう。

どの魚もその日早朝に獲れたばかりでうろこが美しく艶やかに光っている。

かつおだけでなく、〈枯木灘魚商会〉では四季折々に旬の魚が登場する。夏になればハモや太刀魚などの白身魚が、秋にはサバやサンマが、そして、まぐろや伊勢海老が、魚棚の主役を張る。

こちらはおみやげ店のさんま寿司やめはり寿司。すさみ町の漁師の家庭で作られた、郷土の味だ。

〈すさみ〉のいいもの②イノブタ

イノシシとブタの交配によって誕生した「イノブタ」。その肉はイノシシのジューシーさと、ブタの脂身の柔らかさを併せ持つ。イノブタの肉に惚れ込んだ畜産農家たちは人工交配に努め、そのおいしさを向上させてきた。すさみ町が属する和歌山県西牟婁郡もイノブタの産地として有名。そこで肥育されている高品質のイノブタは、ハムやソーセージ、燻製などの素材にも。〈すさみ〉にも並ぶこれらの商品は、イノブタのコクがしっかり生きていて酒のつまみにぴったり。
また、すさみ町ではイノブタに、体が丈夫なデュロック種の豚を掛け合わせた「イブ美豚」も育てられている。イノシシの肉のクセがさらに抑えられ、肉の甘みが際立った「イブ美豚」は和歌山県のブランドイノブタ。〈すさみ〉では、そんな「イブ美豚」を使った「イブジャーキー」も人気。燻製でありながらなめらかで柔らかい不思議な食感には「イブ美豚」の個性が凝縮されている。

「イブ美豚」を3日間スパイスに漬けこんで仕上げた、ソフトな燻製「イブジャーキー」。

〈すさみ〉のいいもの③みかんのおみやげ

和歌山県はみかん収穫量が全国1位(※)。県内でみかん農園が多いのは西部の有田郡だが、気候が温暖で雨も多い南部にも栽培に適した環境は整っている。すさみ町で育てられている品種は、おなじみの「温州みかん」に「甘夏」、「はっさく」などなど。太陽の光をめいっぱい吸い込んで育ったみかんの色はなんとも鮮やか。実は豊潤で甘い。
もぎたてみかんと、お菓子の食べ比べもしてみたい。道の駅にある和歌山みかんのお菓子では、パッケージデザインもキュートな「おひなたみかんチョコ」が愛されてきた。みかんととろけるようなチョコは意外にも相性抜群。また、みかんの果汁たっぷり「みかんだんご」にも注目。生地にも餡にも、柑橘系のジューシーな風味が。次々と口に入れてしまいそうになるお団子だ。

(※)参照:農林水産省「令和3年産みかんの結果樹面積、収穫量及び出荷量」

和歌山みかんのお菓子はどれも、果物の味と香りが残っている。
早和果樹園〉のみかんジュースは有田みかん100%。しぼりたてのようにやさしい味。

ここからは〈すさみ〉でないと手に入りにくい、貴重なおみやげを紹介。

〈すさみ〉ならではのおすすめ商品①

レタス栽培発祥の地であるすさみ町だからこそ生まれた、こだわりのたれ。

農地が広がるすさみ町では戦前からレタス栽培をスタート。レタスを一般家庭に浸透させ、日本における「レタス栽培発祥の地」とされる。関西随一の産地であることに誇りを掲げ、レタスと一緒に味わえるおみやげを置きたいと道の駅はオリジナル商品を開発。県内に拠点を置く〈湯浅醤油〉が「レタスの美味たれ」に結実させた。そのコンセプトは「レタスをおいしく食べるのに最適なたれ」だ。
たれのレシピは、醤油とあごだし、梅酢。ベースになった〈湯浅〉の醤油は、国産の丸大豆と小麦で作ったこうじを天然醸造したもの。さっぱりした後味の中にもそのうまみが確かに含まれている。そこに加わった梅酢のほどよい酸味がシャキシャキのレタスにマッチ。野菜全般のドレッシングとしても活躍してくれるので、この1瓶で食の楽しみは広がるはず。

〈すさみ〉ならではのおすすめ商品②すさみの伊勢海老せんべい

2枚入りで14袋。職場の仲間や友達など、みんなに配るおみやげにぴったり。

冬の〈すさみ〉では伊勢海老が鮮魚店やレストランの花形。そんな人気の海産物からできた、「すさみの伊勢海老せんべい」は馬鈴薯の澱粉と伊勢海老を混ぜ合わせた贅沢な風味で、リピーターが続出。まるで、伊勢海老を塩焼きにしたときのような香りの沼の虜になる。真っ白な生地に浮かぶ、赤い斑点も美々しい。

〈すさみ〉ならではのおすすめ商品③鰹削り節

ふわふわで柔らかい「鰹削り節」は、溶かすようにしてだしをとれる。

近くの工場で生鰹を削って作られる道の駅オリジナルの「鰹削り節」は、雑味がなく芳醇。厚さ0.01ミリという透けるような薄さで、だしを濁らせない。海街の家庭で重宝されている上質な鰹節は煮物やみそ汁のほか、繊細な味わいが求められるお吸い物にも使える。

〈すさみ〉で出合う食品には刺身の一片、調味料の一滴、かつお節の一枚にも、うまいものを絶対に無駄にしまいとする生産者の矜持がこもっている。食に対して情熱をとことん注ごうとするすさみ町は本当に「スゴい」。その心意気、道の駅をじっくりまわって感じたい。

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