みちする

お買い物:
牡蠣に銘酒、銘菓
独創的な相生みやげ

2023.09.09

相生湾を臨む〈道の駅 あいおい白龍城〉では、牡蠣をはじめとしたたくさんの海産物が出迎えてくれる。それ以外にも、お菓子やお酒、調味料などがいっぱい。さらに、相生市は醤油で有名なたつの市や、塩の名産地である赤穂市とも距離が近い。こうしたローカルの魅力が「あいおい白龍城」に集まってきて、なんとも見応えがある。

「あいおい白龍城」で買える名物①牡蠣いろいろ

「かきの佃煮」は人気のおみやげ。特製のたれで甘辛く煮ることで絶妙な味わいが口いっぱいに広がる。

牡蠣の水揚げ量において、兵庫県は全都道府県中4位。そして、たつの市、赤穂市と並び、相生市は県内を代表する牡蠣の特産地だ。新鮮な牡蠣が漁師の牡蠣小屋で殻を剥かれ、プリプリの「生かき」として販売されている。それに加えて、相生名産の佃煮や「播州にしき」の「かき巻き」など、牡蠣を使ったいろいろなお惣菜が揃うのもそんなスポットならでは。〈白龍城〉は、贅沢な牡蠣のお城でもある。

フレッシュな「生かき」が店頭に置かれている。
「かき巻き」の中には牡蠣が丸々一個。揚げたてを齧れば、熱々の牡蠣のエキスが口の中に溢れる。

「あいおい白龍城」で買える名物②「かきゆずぽん酢」「かきしょうゆ」

「かきゆずぽん酢」に使われている香り豊かなゆずは、相生市矢野町小河産。

相生名物の牡蠣をさまざまな料理に使ってほしい。そんな道の駅の思いに西播磨のメーカーが応え、誕生した道の駅オリジナル商品が「かきゆずぽん酢」と「かきしょうゆ」だ。伝統製法のたつの醤油をベースに、相生湾で育った牡蠣をそのまま煮出しているため、深い味わいが生まれた。和食、洋食のどちらにもおすすめできる調味料。

「あいおい白龍城」で買える名物③相生矢野産メローネあいす

蓋ごしにも感じられる芳醇なメロンの香り。

相生市の夏を彩る特産品といえば、「矢野メロン」。「JA兵庫西矢野メロン部会」所属の農家7軒(2023年5月時点)でのみ栽培されている希少種で、爽やかな甘さとみずみずしい食感が多くの人を虜にしてきた。「矢野メロン」の流通期間は毎年2週間程度と非常に短いが、それを原材料にした「相生矢野産メローネあいす」は道の駅で1年中販売されている。バニラアイスに「矢野メロン」の果汁がたっぷり含まれていて、果実味を心ゆくまで堪能できる。

道の駅定番のおみやげをチェックした次は、一風変わった商品もご紹介。

みちするのピックアップ商品①銘酒「ど根性」

こちらはお酒の味をじっくり楽しみたい人向け、オリジナル商品第一弾の「ど根性」。

〈あいおい白龍城〉オリジナル商品の記念すべき第一弾にして、長きにわたってお酒コーナーを賑わせている清酒。かつて相生市のアスファルトを破って生えてきて話題になった、「ど根性大根」のように、たくましくまちおこしをしていきたいという道の駅と西宮の酒蔵とのコラボ商品だ。冷酒、常温、熱燗のいずれの飲み方でもおいしく、お酒好きをも唸らせる品。「中辛」「辛口」の2種類が販売されている。

みちするのピックアップ商品②「播磨灘牡蠣ラスク」

2022年の西播磨フードセレクションではグランプリを獲得。

お酒のおつまみにぴったりなのが、「播磨灘牡蠣ラスク」。料理研究家の喜多マリコさんが開発した、牡蠣の旨みを存分に活かした焼き菓子だ。米粉を使ったラスクに染み込んだ、磯の香りに酔いしれる。サクサクとした食感もよく、一度口にしたら手が止まらなくなる。

みちするのピックアップ商品③「シトラスガーデンからのおくりもの」

甘みのある「きよみ」とすっきりした風味の「ばんかん」が温泉のお客さんに愛されているとか。

〈ペーロン温泉〉の売店で、かわいいソフトドリンクを見つけた。「シトラスガーデンからのおくりもの」は愛媛県から、旬の果物を全国に届けている企業が生み出したオレンジ系ジュース。さわやかな酸味が瓶の中に閉じ込められており、キンキンに冷やしてお風呂上りに飲みたい。

体の芯から温まるペーロン温泉の湯上りにも爽快な冷たいジュース。

相生市の特産物にひと手間かけた食品や、温泉にぴったりのソフトドリンクなど、〈あいおい白龍城〉のおみやげは、この場所ののどかな空気感を大事にしたものばかり。道の駅の中で口にするのもいいが、家に帰ってから開けてみれば、相生湾の潮風の心地よさが蘇ってくるはず。

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