駅の楽しみ方:
選ぶ楽しみが溢れる
名店の競演に感動!
2023.05.02
兵庫県たつの市新宮町に聳える芝田富士。その山肌は春になれば桜、秋になれば紅葉をまとい壮観。美しい山の麓で、ドライバーや地元民の休憩場所になっている道の駅が〈しんぐう〉。
道の駅が誕生したのは1996年のこと。それから地域になじんでいくにつれて、駅内のおみやげ売り場では、そうめんや醤油などのたつの市名物がどんどん増えて百貨店のような光景に。〈しんぐう〉は自然を全身で感じながら、時間を忘れておみやげ選びを満喫できる魅力的なスポットだ。
施設①物産館
たつの市周辺で採れた野菜とおみやげを多彩にピックアップした物産館。名産品から新鮮な果物まで、幅広い商品を一度にチェックできる。特に、市内にある有名店の和菓子を一堂に揃えたセレクトコーナーは、1カ所で各店の商品を見比べながら、好きな和菓子を単品ずつ買えるのもうれしい。
施設②レストラン志んぐうの郷
物産館に連なっている〈志んぐうの郷〉、焼き肉を中心にしたレストラン。播磨エリアの牧場で肥育されたブランド牛「播州牛」の肉を味わえる。そのほか、揖保乃糸を使った「にゅうめん」や「冷やしそうめん」などもたつの市ならではのメニュー。
施設③しんぐうふれあい市場
たつの市の中でも、特に新宮町エリアの野菜を集めた売り場が〈しんぐうふれあい市場〉。野菜のほかにも、地元農家手作りの漬物や餅が手に入る。
関連施設:ふれあいの湯(新宮ふれあい福祉会館2階)
〈しんぐう〉の隣には〈新宮ふれあい福祉会館〉がある。たつの市が管理するこの建物の2階には、入浴施設〈ふれあいの湯〉が設けられている。地元民はもちろん、ドライバーやキャンパーもゆるりと旅の疲れを癒しにくるそう。午後9時半まで営業しているので、道の駅で買い物や食事を楽しんだ後、ひと休みするのにもってこいだ。
直売所や入浴施設に、毎日のように通う地元の人もいるという。仕事や観光のオアシスとして、これからも〈しんぐう〉は愛されていくはず。